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2016.10.08

鮮赤色が目立つゴンズイの果実と種子です。

この時期非常に目立つ鮮赤色の果実をつけるゴンズイですが,どこでも見られるため名前はすぐに分かっても何故か認識が低いミツバウツギ科(奇数羽状複葉)の樹木です。

どうも牧野博士が役に立たない木だと図鑑に載せられたこともその理由の一つだと思われます。それに対して,和泉晃一氏が「草木名のはなし」のなかで「牛頭(ごず)の木 護摩(ごま)に焚(た)く木として恐れられたことに由来する」と反論されています。

ところが,琉球大学農学部学術報告の新里孝和氏(他1名)の論文の中でゴンズイの袋果が裂開してみせる果皮の鮮烈な赤や円い艶のある種子及び枝葉の匂いからもっと根源的な霊力を持つ民俗学的に大事な木であることから神ツ実(カムズミ)がなまったものではないかと言及されています。

ゴンズイの名の由来は数多くあり,なかなか胸に響くものはありませんが,少なくともゴンズイが非常に重要な植物であることを知っていただき,この機に 認知度が上がることを願っています。

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