マンサクは春浅い時期に真っ先に咲くマンサク科の樹木です。
マンサクやサクラなどは,夏場には既に花芽が形成されており,来春までは植物ホルモンによってしっかりした冬芽の形で成長が停止したまま休眠状態に入ります。ところが,花芽が形成された後に,台風などで強制的に落葉があり,その後高い気温が続くと休眠状態をたどらずに開花する現象が狂い咲きです。
今回のマンサクは写真のとおり葉は付いたままですが,植物は,今年の夏のように異常高温などのストレスを受けると,早く花を咲かせて,種子をつくろうとする状況がしばしば見られますので,マンサクも同じ理由だと考えられます。
ところで,マンサクの名の由来ですが,東北の人の春待つ気持ちが聞こえてきそうな「まんず咲く」や花が枝一杯に咲くところから「万作(満作)」です。
時はまさに実りの秋,豊年だそれ満作だ...お後がよろしいようで
9月11日(日)に「第5回全国薬草シンポジウム2016 in あいら」の一環として、崇城大学特任教授の村上先生による自然薬草の森散策が行われました。
午前9時から昼すぎまでの間、薬草・薬木の効能・利用法について具体的な事例を交えた説明がなされ、参加者は、メモを取りながら熱心に聞き入っていました。
主催者によると、参加者は200名余りで、九州各県からだけでなく、遠くは岡山県・愛媛県から駆けつけたグループもあり、次のシンポジウムの開催地は、岡山県、その次は奈良県を予定しているとのことでした。
県民の森では、百草茶の試飲・販売や薬草の苗木販売を行い、多くの方に喜んでいただきました。
9月2日(金)に,9家族14名が参加してミョウガ狩りと薬草園散策を行いました。
8月の少雨で,ミョウガがどれくらい採れるか心配していましたが,たくさん取れてみなさん喜んでいました。
ミョウガ狩りの後は,薬草園散策を楽しみました。私たちに身近な植物やこれまで聞いたことのない珍しい植物の名前の由来や薬効などについて,たくさん学びました。
最後に,緑化センターで栽培している苗木の説明を聞いて解散しました。
◎ヤブのなかでのミョウガ狩りは大変です。
◎身近な植物にもいろいろな薬効があるそうです。
◎育苗ハウスにはいろいろな苗木がありました。
11月11日に「野の花を使った生け花教室」を予定していましたが,都合により11月12日(土)に,
タイトルを「県民の森の花木を自由に活けて遊びましょう!!」に変更して行うことになりました。
紅葉がすすむ県民の森をイメージしながら,生け花を楽しみましょう!!
夏休み最後の日曜日!! 8月28日に,今回初めて実施した「野外調理で疑似キャンプ体験と割りばし飛行機作り」に,7家族20名の親子が参加しました。
牟田山キャンプ場で,昼食のカレーを作りました。飯ごうでのご飯の炊き方やマッチを使って薪に火をつける方法,火吹竹の使い方など普段できない貴重な体験をしました。
午後からは,割りばしを使った飛行機作り!! 説明書を見ながら丁寧に作っていました。出来上がったら中央広場に移動し,ステージの上から遠くをめがけて飛ばして楽しんでいました。
夏休みの最後に,いい思い出つくりのお手伝いが出来たようです!!
ジャガイモの皮むき!! |
火吹竹はなかなかむつかしそう!! |
キャンプ場で食べるカレーはおいしい!! |
見本や説明書を見ながら飛行機作り!! |
遠くへ,高く工夫して飛ばしました。 |
イベント終了後も中央広場に残って楽しんでいました!! |
ヤマボウシは初夏に先の尖った4枚の花びら状の白い総苞片(そうほうへん)が美しくて凛としたさわやかを持った日本原産の樹木です。
ヤマボウシの名は総包片の真ん中にある小さな花の集まりである頭状花序を坊主頭,白い総苞片を白頭巾に見立てて山法師が由来となっています。
果実は頭状花序がくっついて球状になったものです。
ヤマボウシの名は何だか古風な感じがして,悪くはないですが,それに引替え近縁種であるハナミズキ(アメリカヤマボウシ)は一青窈(ひととよう)さんの歌も手伝って,なんとも素敵に聞こえます。総苞片の色がピンクであると同時に花期に殆ど葉がみられないことも人気がある原因です。アメリカに贈呈された桜の返礼に送られた樹木としても有名です。
県民の森のイベントである「春及び秋の野の花を使った生け花教室」の先生もヤマボウシは素敵だと言って頂いており,この熟した果実は美味しく,秋には紅葉も楽しめます。
8月21日(日)、猛暑の中、遠くは出水市、県外からは都城市やえびの市から県民の森に50人の愛好者が集まりました。緑陰の中のプレーとはいえ30度を超える暑さをものともせず、オリンピックのメダルラッシュ同様、6人にホールインワンが出ました。
優勝者は、男子シニアの部が三反田岑生(出水)さん、男子一般の部が山中睦夫(鹿児島)さん、女子の部が原田文子(出水)さんでした。
6日(土)に,木の葉や小枝,竹などを材料としたクラフト体験のイベントを行いました。
講師は,鹿児島県グリーンマスターの上野先生で,8家族が参加しました。
段ボールのダイスに紙を貼り付け,この台紙に木の葉や小枝を並べて昆虫や恐竜など絵を思い思いに作っていました。
竹や木を使った水仙も作りました。
・上野先生の説明を受け,葉っぱを張り付けて魚や恐竜たちが出来上がっていきます。
・大人も一緒に作って,素敵な作品の完成です。
8月2日(火)〜3日(水)に,夜の昆虫観察と木工教室ファミリーキャンプを行いました。
2日の夜はランプをともし,集まってくる虫や,先生から虫の名前や特徴などについて教えてもらいました。
翌日は巣箱や本立て作りをしました。出来上がりの形を想像してのこぎりや金づちなどの工具を使って家族みんなで力を合わせて作りました。
1.ランプに集まってくる虫を観察したり,先生から虫の名前などを学びました。
2.本立てや巣箱つくりに挑戦!! 普段使わない工具で緊張しながら家族で協力して楽しんでいました。
事務所を閉めようとする時間に咲きますので,折角のきれいな花ですが,お客様の目に留まることは殆どありません。
ユウスゲはユリ科の多年草で,名前は菅笠を作るカサスゲに葉が似ていることと夕方から咲くところからついています。別名花の色からキスゲとも呼ばれます。
ユウスゲが夕方から花を咲かせるのは,花粉を媒介してくれる昆虫が夜間活動する蛾類のスズメガ類だからだということです。